April 15, 2011

趣味ではなく


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Originally uploaded by KENTARROW

県議会議員選挙に立候補した藤井たけしさん。
若者らしい(と言っても僕の一つ上なのですが)清々しい性格で、1,2回しか会っていない自分のところにも選挙後にお礼の電話を入れてくれるという、本当に素晴らしい人格の好青年だ。また奥さんもご主人と一緒に二人三脚で戦っていて立派な人だった。
惜しくも結果は出せなかったものの、今回まいた種は、いつの日か必ず芽吹くに違いないと思う。同世代としてこれからも大いに応援したい。

ところで、以前からちょこちょこと言われてはいたのだが、今回選挙期間中に多くの人から「写真は、普段お仕事でされてるのですか?」と聞かれた。違うので「いいえ、趣味です」と答えていたのだが、どうも「趣味で撮ってる」というのがいまいちしっくりしない。
自分にとって写真とは、自分が歩いてきた足跡だと思っているから、趣味よりももっと大きな、たとえば「生き様」と言っても過言ではないような、そういう大きなものだと思ってる。だけど「お仕事ですか?」「いえ、生き様です」と答えても「?」という顔をされると思うので、結局「趣味です」と答えては心の隅がもやもやとするのだと思う。
なにか簡潔で、相手も自分もスーッと納得できるような良い表現はないものだろうか。

April 9, 2011


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選挙活動中の熊谷さん。熊谷さんは市議会議員で、僕の友人のお兄さんだ。
今回"自称広報部"として選挙活動をカメラで追ってみて思ったのはボランティアの人たちの存在だ。お金をもらっているわけでも自分のためでもないのに、寒い中大きな声で通行人に呼びかけて何度も頭を下げている。その姿をファインダーを通して見ていたら、心が熱くなるものがあった。「政治家なんて自分のことしか考えていない」と思っていたのだが、そんな人にこんなにも献身的な人たちは集まらないよな、と感じた。
はじめは候補者ばかりを撮っていたのだが、これは一つのチームなんだということに気がつき、スタッフの写真も多く撮るように変えた。選挙が終わったら、何らかの形にまとめられたらなと思う。

また、そういった人がいる一方で、選挙活動中、立て看板を蹴り飛ばして去っていった若者が一人いた。不満があるのは理解できるが、果たして看板を蹴飛ばせば世の中が良くなるのだろうか。