February 17, 2008

東京散歩


Shibuya LE DECO 6F
Originally uploaded by kentarrow

昨日は展覧会巡りをしてきた。

まずは渋谷にあるギャラリー・ルデコ。写真家の渡部さとるさんが開かれているワークショップの生徒さんたちの展覧会だ。中には写真を始めて1年の方もいるそうで、どの作品も写真を撮る喜びがダイレクトに伝わってくるものばかりだ。そのなかでも特に安達さんという方の作品がとても印象深かった。これからきっと色々な場所で名前を拝見することになると思う。
ギャラリーの最上階では李(三田)基樹さんという方の個展が行われていた。人を中心とした街のスナップ。コントラストが高く粒子も粗いプリントで、森山大道風と言ったところ。作品を眺めていると、外国人の人が李さんと思しき方に声をかけていた。英語での会話だったので詳細は分からなかったが、しきりに"Daido" "Daido"と聞こえてくる。さらに "Not Daido" "Your work"とも聞き取れ、おそらく「これは森山大道の表現だ。大道ではなく、あなたの作品を作りなさい」と言っているのだろう。なかなかハードルの高い要求だが、かなり期待されている方のようだった。

ギャラリーを出て渋谷駅前のマックで昼食。ポテトをかじりながらふと横を見ると、小学生くらいの男の子が一人でハンバーガーを食べている。周りを見ても母親や父親の姿はない。ウイークエンドのお昼ともなれば家族で一緒にご飯を楽しむのが普通だろうに、一人でハンバーガーとはなんて可哀想なことだろうと思った。

次は銀座に向かい、ギャラリー銀座で行われていた画家・木村新さんの個展会へ。ウェブサイトでたまたま木村さんの作品を知ることが出来てその芸術性の高さに一目で魅了されていたのだが、実際に目の当たりにするとその力強くも優しい絵にただただ驚いた。一筆一筆に木村さんの情熱が塗り込まれているようだった。
自分自身絵を描いたことがないので、こういった場合にどう声をかければ良いのか分からず、しかしとにかく感謝の意を伝えたくて深々と頭を下げて「ありがとうございます」とご本人に言ってギャラリーを後にした。
折角カメラを首から提げていたのに木村さんのポートレートを撮らせて頂くのを忘れてしまった。きっと高揚していたせいと思うのだけど、本当に残念だ。

帰りは銀座から日本橋までのんびり歩いて、そこから電車で帰った。明治屋・日本橋高島屋・三越本店。この時代の建築様式がとても好きだ。

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